はじめての R-ArcGIS Bridge

R-ArcGIS Bridge は、R による最先端の統計モデルと、ArcGIS による空間データへのアクセス、視覚化、解析を組み合わせて、複雑な問題を解決するために使用できる強力なフレームワークです。 ここでは、次のオプションの基本的な操作方法について説明します。

R と ArcGIS の世界をつなぐ

ArcGIS Pro で利用可能

R-ArcGIS Bridge を使用すれば、現在の ArcGIS Pro プロジェクトから R を直接操作し、解析のニーズの発生に応じて対応できるようになります。

作業を開始するには次の手順を実行します。

  1. R をインストールします。
  2. ArcGIS Pro の [オプション] ダイアログ ボックスの [ジオプロセシング] タブを使用して、{arcgisbinding} をダウンロードし、インストールします。
  3. R スクリプト解析ツールを作成します。
R のインストール
R-ArcGIS サポートの詳細

R からの ArcGIS Location Services の使用

{arcgis} パッケージを使用して、R からシームレスに ArcGIS Location Services を操作できます。 お使いの統合開発環境 (IDE) から、ArcGIS Online および ArcGIS Enterprise にホストされているデータ サービスの読み取り、変更、書き込みを実行できます。

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RStudio 統合

人気のある統合開発環境 (IDE) の RStudio でも R-ArcGIS Bridge を使用できます。 作業を開始するには次の手順を実行します。

  1. R と RStudio をインストールします。
  2. ArcGIS Pro の [オプション] ダイアログ ボックスの [ジオプロセシング] タブを使用して、{arcgisbinding} をダウンロードし、インストールします。
  3. {arcgisbinding} を RStudio に読み込み、解析を開始します。
詳細

よくあるご質問

R-ArcGIS Bridge は ArcGIS Pro と共に入手できます。環境設定に応じて、多くの方法で活用できます。 ArcGIS Pro を使用していて、すでにコンピューターに R がインストールされている場合は、ジオプロセシング オプションの R-ArcGIS 統合タブより、R-ArcGIS Bridge を簡単にセットアップできます。 ArcGIS Pro を使用しているが R はインストールしておらず、R 解析用に個別の環境が必要になる場合は、Conda Package Manager と r-arcgis-essentials パッケージによって R 環境を構築できます。

R 言語は、ニッチな解析パッケージと汎用統計ライブラリの両方を実装した 15,000 を超えるパッケージを提供しています。 空間解析に関しても、R 言語には空間データの管理、解析、視覚化のための多数のパッケージが含まれています。

はい、R-ArcGIS Bridge によるスクリプト ツールを、ArcGIS Server 内部のジオプロセシング サービスとして配置できます。 詳細な手順については次のページをご参照ください。enterprise.arcgis.com/en/server/latest/publish-services/windows/deploying-r-for-arcgis-server.htm

有効なライセンスのある ArcGIS Pro をインストールする必要があります。 また、{arcgisbinding} パッケージも必要になります。このパッケージは ArcGIS Pro ジオプロセシング オプションの [R-ArcGIS Bridge] タブを使用するか、R プロンプトで install.packages("arcgisbinding", repos = https://r.esri.com, type = "win.binary") を実行することで入手できます。

Microsoft Data Science Virtual Machine (DSVM) に ArcGIS Pro が付属しています。 有効なライセンスがあれば、これらのクラウド環境で R-ArcGIS Bridge を使用できます。

Conda 統合により、reticulate ライブラリを使用して R からジオプロセシング ツールを簡単に呼び出すことができます。 一部のツールでは、ArcPy の CheckOutExtension 関数でライセンスをチェック アウトする必要があることに注意してください。この関数も reticulate ライブラリ経由で R から呼び出すことができます。

arc.select または arc.raster によりデータを R に取り込んだ後、arc.data2sf、arc.data2sp、または as.raster 関数を使用して、そのデータを対応する R 形式に変換できます。 変換後は、空間データセットに対して dplyr の全機能を利用可能です。

一般に使用される環境設定として、ワークスペースがあります。ワークスペースは、ジオプロセシング ツールの入力と出力のデフォルトの場所を管理します。 R-ArcGIS Bridge では他の環境設定も使用できます。詳細については、次のリンクをご参照ください。pro.arcgis.com/en/pro-app/help/analysis/geoprocessing/basics/geoprocessing-environment-settings.htm

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